|

       
|
|

|
|

|
|
10月31日(土)、街路樹の紅葉に彩られた飯能美杉台でアウトドア・エッセイストの木村東吉さんをお迎えし「飯能暮らし体感イベント」が開催されました。会場は、ショップにレストラン・ハーブガーデン等を併設する生活の木「薬香草園」です。この日の参加者はお子様連れのご家族からシニアまで幅広い年代の方々。都内や横浜方面からもお越しいただきました。
|

|
|
木村東吉さんのプロフィール: 1958年大阪生まれ。20代は雑誌「ポパイ」「メンズクラブ」等でファッションモデルとして活躍。30代から趣味のアウトドアを追求し、元モデルの奥様、1女2男と95年に河口湖畔に移住。アウトドア・エッセイストとして関連著作を多数執筆。料理の腕にも定評がある。
|
|
|
|

|
|

|
開会はまず、UR都市機構からの「飯能暮らしの魅力について」の紹介から。続いて、木村東吉さんより「自然環境が家族の絆をより強くする」と題した講演をいただきました。講演に続いて、アウトドア料理3種の「ディップ」の実演及び試食会が行われました。木村東吉さんから「アウトドアではきれいな景色を見ながらの食事は何でも美味しい。景色が邪魔になる料理はいりません。次に大事なのは会話です。シチューを煮込んでいる間に、ディップでワインやビールを飲みながら会話を楽しみます。こうするとバーベキューのようにお父さんが犠牲にならずに済みます。」とコメントがありました。当日は、3種のディップ「ワカモーレ」「サーモンのリエット」「タプナード」を実演していただきました。 試食会ではディップと共に、フレッシュハーブティーや薬香草園ベーカリーのフランスパンもお楽しみいただきました。最後に全員で記念写真を撮り、楽しいお話と美味しい料理をご披露いただいた木村さんに、盛大な拍手が送られました。
|
|
|
|
|
〜 木村東吉さんによる講演「自然環境が家族の絆をより強くする」をダイジェストで掲載いたします。 〜
|
|

|
|
開会3時間前に到着された木村さん。会場周辺を歩いてみて、看板や電線のない街なみに感心されたそう。「商業地区と住宅街が分けられ、統一された美しい街なみ、歩くだけでも楽しい街が、飯能で実現していますね」と語られます。 「大阪の喧噪の中で育ち、上京して最初に住んだ場所は新宿でした。その後、目黒区碑文谷の静かな住宅街に移り、初めてこういう落ち着いた所が、本来人が住む場所なんだと気付きました。ここでの体験から落ち着いた環境を重視するようになりました。」 「長女の誕生をきっかけに、お父さんもがんばった証としてフルマラソンに初挑戦し、長男誕生時はアメリカ・ミネソタ州で行われる自転車・マラソン・カヌーのレースに参加。これが河口湖生活の発端です。現地でレース用のカヌーを買いに立ち寄ったショップの裏手は雄大なミシシッピー川。住民達はママチャリに乗る感覚で、庭からカヌーに乗っています。『こんな所があったのか!こんな生活がしたい!』と、湖に近い土地を探し始めました。河口湖はキャンプで良く行っていた場所です。撮影で妻と最初に出会ったのも、フルマラソンを走ったのもここでした。日本一の富士山もすぐそば!これで河口湖に決まりました。」
|
|

|
|
「不動産屋を探し歩き、湖畔から3分の土地を買いました。とはいうものの、子ども達はまだ小さく、東京を離れることに不安がありました。が、新宿まで高速バスで90分です。都内を車で移動しても1時間半はかかる。30歳を過ぎ、趣味を中心にしてもいい年になったのでは、お金に換算できない人間らしい暮らしがここにはある、と。いよいよ家を建てることにしました。」 「カヌーと共にこだわったのがサンタフェ・スタイルの家です。取材でアメリカ・ニューメキシコ州のサンタフェを訪れた時、家々が茶色の土壁、ブルーに塗られたドアと窓枠に統一されていて、その鮮烈な色合いに感動しました。」 「サンタフェ・スタイルはドアと窓枠が特徴ですが、あまり予算がない。冬場に備え二重サッシにすると日本ではものすごく高い。アメリカは格安なので部材を買い付けに行きました。建物は大工さんに建ててもらいましたが、サンタフェ風の壁塗りは自分達で一部屋一部屋仕上げました。作業はGWから12月まで、仕事がない時は殆ど毎日。この作業の合間に夫婦の会話が弾みました。これまでは僕は仕事のこと、妻は子育てのことと、と噛み合わないこともありましたが、自分達の理想の住まいを作る、という目的で一つになりました。」
|
|

|
|
「焚き火が好きで薪ストーブを使っていますが、大量の薪が必要です。子どもにはチェーンソーや斧が使えないので、薪運びをやらせます。子ども達に薪運びは重労働。自然と燃やし方を調節し薪を大切にするようになりました。田舎暮らしは大変なこともありますが、大人と子どもの役割分担ができ、環境のことも我が身で考えられるようになります。」 「キャンプで、雨が降るのを楽しみにしている友人がいます。手際よくタープ(大きな布とポールでできた日除け・雨除けのキャンプ道具)を張る姿を奥さんに見せたいのだそうです。子どもにしても、自分にはできないことをオヤジがやれることが分かります。男・夫・親としての力量は、少しの不便さを味わう時にこそ、家族に伝えられる。効率や便利さだけで自分達の暮らしを考えない、ということです。」 「毎朝5時半から1時間程走っています。今朝は湖から蒸気が上がり、真っ白な湖面がそれは幻想的な光景でした。非効率なことも多いですが、こういう経験ができたのも自然豊かなところならではのこと。皆さんも住まいを考えるときに、こういった視点で考えてみては如何でしょうか。」
|